6thバスラ|全てが変わった制服のマネキンの衝撃【新センター】
6th Year Birthday Liveの見所の一つに、「生駒里奈のセンター曲はどうなるのか」というのがありました。
他の曲のセンター代役を努めるのももちろん大変なことだろうけど、特に生駒センター曲は主人公が生駒だからこそ成り立つ曲ばかりで、他のメンバーが務めたら全くの別曲になるのではないかと。
中でも生駒色が強い「制服のマネキン」がどんな風になるのかは、めちゃくちゃ楽しみでしたね。曲のニュアンスが変わるのは全く悪いことだと思っていないので、純粋に新バージョンを楽しみたいなあと。
ある程度毛色が変わることは予想できたけど…
まさか、あれほどとは。笑
完全新バージョンのマネキン
2018年2月11日に香港でのイベントに出席した乃木坂は、ここでも制服のマネキンを披露しています。
卒業はまだしていなかったものの、このイベントには生駒が参加しておらず、この日の制服のマネキンのセンターは斎藤飛鳥が務めていました。
ってことで、6thバスラでも飛鳥がセンターになるのかな…?となんとなく予想。
ちなみに僕はバスラ1日目の神宮会場に参戦してきましたが、ライブ前の時点では選抜とアンダーで分かれた構成になるとは知る由もなし。
衣装の異質さ
6thバスラではこれまで貫いてきた「全曲披露」のスタイルを一新し、たくさんの曲が複数回パフォーマンスされました。
制服のマネキンもその一つで、神宮と秩父宮の両会場で3日間とも披露されています。
僕が参加した1日目のセトリは、6曲目の「走れBicycle」で選抜とアンダーが会場交代(この流れは3日間とも共通)し、7曲目がロマンスのスタート、そして制服のマネキンへ…という流れ。
ということで、ここからが本番でございます。
ロマンスのスタートが終了した後。
全員がこれまで観たことがないタイプの衣装を身に纏い、メンバー紹介のダンスが始まりました。
メンバー紹介ダンス…と来れば次は制服のマネキンだろうと普通は勘づくものですが、何しろ衣装の斬新さに気を取られ、ただただ一人一人のダンスに見入っていました。ちなみに、この時僕がいた神宮では選抜メンバーがパフォーマンス中。
選抜全員の名前が呼ばれ終わったー!とその直後に同じみのマネキンイントロが流れ始めたわけでして、ここで会場はざわつきましたね。え、あの衣装でやるの?
最初の2秒間くらいの振り付けの時点で、これまでとは全くコンセプトの違うマネキンが披露されることを察しました。
新センターの二人
僕が観ていた選抜マネキンのセンターは予想通り齋藤飛鳥。
アンダーの方のセンターが鈴木絢音だったことは後から知りました。
乃木坂駅パネルの絢音氏かっこよすぎでしょ。あやねキンもいつか生で観たい..
マネキンポーズ以外完全リニューアルの振り付け
この衣装でこれまでと同様の振り付けだったら逆に不自然。
振り付けはほぼ完全に変わりました。そして、この振り付けの変わりようを言語化するのは中々難しい..笑
僕の印象では、生駒センターの方のダンスではある種の「規律」のようなものを振り付けから感じていました。タテ!ヨコ!マエ!というようなキッチリとした統一感。
一方で、新マネキンは「規律性」がゼロです。そして、自由度が高い。
さらに抽象的な例えをすると、旧マネキンでは全員がそれぞれ見えない立方体の箱に入ってそこからはみ出さないように踊っていたけど、新マネキンではその箱から解放された感じ。
囲いがなくなった分、体を自由にしならせて踊れるようになったと。
締めのマネキンポーズだけを受け継ぎ、他は振り付けを全変更しているように見えましたね。
パフォーマンス中、モニターには乃木坂駅を舞台とした新マネキンのMV的なものが流れていました。ステージとモニターの同時確認が大変でしたけど、そっちの映像もクオリティが高かった。
この新MVも今後見れるようになると嬉しい。
星野みなみ「崩しちゃうのはどうなんだろうとも思った」
制服のマネキンを完全新バージョンにする、と初めて知らされた時のメンバーのリアクションが観てみたいです。
ファンだけじゃなくメンバーとしても特別な曲の一つだろうし、どんな風に受け入れていったのかが気になりますね。
新バージョンの制服のマネキンについて、星野みなみがインタビューを受けていました。
やっぱり「制服のマネキン」を好きな人は多いから、最初のうちはそれを崩しちゃうのはどうなんだろうとも思いました。
じゃあ生駒ちゃんがいなくなってからどうなるのかなと思っていたら、今回はダンス色が強くなっていて。
初めて観に来てくれた方はライブバージョンのものとして楽しんでもらえたらいいし、今までいっぱい見てきてくれた方々も、いつもと違う「制服のマネキン」もいいなって思ってもらえてたら嬉しいですね。
いろいろ挑戦しないといけないとはすごく感じるんです。大きい挑戦ではあったけど、いいチャレンジだったなと思います。
※Real Soundより引用
別曲ではなく、「進化」
この思い切ったチェンジが賛否両論であるのは当然のことだと思います。単純に、生駒のマネキンが過去のものになったという寂しさもあるし。
ただ、僕が6thバスラで初めてこのマネキンを観た感想としては、「最高」の一言ですね。
これまでの型を脱ぎ捨て、新しい方向に進んでいることにビリビリきちゃいました。
1日目の神宮のセットリストでは、この後に「命は美しい」「いつかできるから今日できる」「ガールズルール」と続いていたようですが、あの制服のマネキンが衝撃的すぎて全然記憶に残っていないくらいです。
そもそも僕はスマホにレコチョクで購入したフルバージョンのPVをダウンロードしているくらい、生駒バージョンの制服のマネキンが大好きでした。
生駒卒業後はどうなるんだろうとずっと思っていた中で、もの凄いのをかまされてしまった。
どうしたってかつての制服のマネキンは再現できないという中で、思い切って全く新しく進化させたのは、めちゃくちゃ良いことだと思いますね。
これまでの生駒バージョンは過去の映像から楽しむことにして(自分のベストオブいこマネキンは5thバスラ2日目)、今後披露されるものは引き続き新鮮さを感じつつ浸るのがベストかなと。
個人的には9月2日の宮城スタジアムのライブでまたマネキンを見れるチャンスがあり、この日がひたすら楽しみです。
セットリスト、頼む。