【幕張・千秋楽】不協和音は絶対セットリストに入っていたはず
欅共和国2018にて、不協和音は披露されず。
全国ツアーでも、幕張メッセ1日目終了の時点で不協和音は封印が貫かれていました。
これを受けての欅ファンの思考は多分みんな同じ。「ツアーファイナルである幕張の千秋楽で、満を持して不協和音が解禁されるんだな」と。
逆にこの最終日に披露しないものなら、あの魔曲をやる機会は一生ないだろうという感じでした。
平手のステージ落下によるセットリスト変更
幕張での千秋楽にて、自分は「A12ブロック」という神席をゲット。メインステージがすぐ目の前でした。
実際に当日会場に行ってみて、この最終日に魔曲が解禁されることを信じていた自分は「この神位置で不協和音が見れるのか…」と戦慄しましたね。
TV越しに観た紅白での不協和音ですらあれほど圧倒されたのに、生の至近距離でアレを体感してしまって、自分は正気でいられるだろうかと。
チケット代7,800円のうち、6,500円分くらいは不協和音のために払ったようなもの…。
欅にハマったのも不協和音MVでの平手を観たのがきっかけだったし、とにかく楽しみでしょうがなかったです。
『ガラスを割れ』後の落下
『ガラスを割れ』での平手の気迫はすごかった。
⇒ステージ落下直前までの平手友梨奈の気迫【ツアー千秋楽・幕張】
しかしここでのパフォーマンスの代償として、今回の千秋楽は圧倒的な平手友梨奈不足に陥ることになりました。
ステージ落下について、欅の運営を責めるのはお門違いです。
かといって、全身全霊を尽くして踊りきった平手の「不注意」と表現するのもズレているし。
ライブが終わった今、いろいろと回顧してもしょうがない。…しょがないのはわかっているけど、、残念であったことには違いありません。
Wアンコールで『W-KEYAKIZAKAの詩』は不自然
Wアンコールでようやく平手が復帰。
右肘に傷を隠すような大きい貼りものをつけ、晴れない表情で登場した平手とメンバーが最後に披露したのは「W-KEYAKIZAKAの詩」でした。
平手のカムバックで場内は感動ムードとなっていましたが、正直に言ってこの選曲には不自然さを感じましたね。何しろ、今回のライブにはひらがなけやきは参加していないわけで。
本調子ではない平手に合わせ、動きの少ない曲をパフォーマンスすることにしたんだろうと思います。そして、曲調的に穏やかで最後に相応しいハートフルなものを選んだと。
やはり本来であれば、演出付きの不協和音がセトリとして組まれていたのではないかと思ってしまいますね。
おそらく、平手にとってはフルコンディションからでも一気に全エネルギーを消費するほどの魔曲である不協和音は、
病院での検査を通過できたからといって、ステージ復帰一発目にパフォーマンスできるようなものではないことは想像がついていました。
ゆっかーのMCで平手のステージ落下を知った時点で、「今日は不協和音が見れないかも知れない…」という不安は抱いていましたが…やっぱり現実になってしまった。
平手アリでパフォーマンスした表題曲は一曲のみ
結果的に、平手アリで披露されシングル曲は6thの「ガラスを割れ」だけということに。
他の表題曲では平手コーラスの部分で場内が無音になったり、
アンビバレントのゆっかーとねるで平手をリフトする振り付けの部分が持ち上げる人がいない分“エアーリフト”になっていたりして、
そのあたりには逆にエモさを感じたりもしました。
一方で平手がいないことで必然的に他メンバーに目が多くいくようになり、自分としてはすずもんのパフォーマンスのかっこよさに気づけたのが大きな収穫でした。
ダンスの上手さは知っていたけど、ここまで内の感情がビリビリと伝わってくるとは思っていなかったんですよね。
一切の熱量を削ぐことなく全曲をパフォーマンスしていたように見え、激しめのダンスを披露した後には、アイドルとしての表情を作る余裕がないほどに大きく呼吸をして疲弊していたのが印象的でした。
特に、カメラにも抜かれまくっていたサイマジョでのダンスは、エネルギーを空にすることを全く恐れていないようなフルパワーでの振りがかっこよすぎたので、ここはぜひ映像として見返したいです。
個人的に、幕張千秋楽でのMVPはすずもん。
『不協和音』を生で体感するまで…
Wアンコールでの平手友梨奈は、時折笑顔を見せつつも、明らかに消火不良の顔をしていました。
落下後だけに、単に頭がボーッとしていたのもあるだろうけど。
おそらく本人的にもフラストレーションの残る幕締めになっただろうし、この余剰エネルギーを次回のパフォーマンス時に発散してほしいです。
個人的には、ステージが目の前にあった今回の神席で不協和音を観れなかったことが残念でなりません。
少なくとも生で『不協和音』を見届けるまでは、絶対に欅坂ファンはやめられない。